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山名幼稚園 園長ブログ

2014年からリニューアルして静岡県袋井市にある山名幼稚園の園長ブログとなりました。園長の園外活動を織り交ぜながら、その時々で思うことをつづっています。。

真新しいノートを使い始める時は



入園、進級おめでとうございます。
新元号「令和」が発表され、世の中が真新しくなるような気持ちになりましたね。
毎年4月は、真新しいノートを使い始める時の気分。
心を正して、はじめはきれいな字で書き出します。だんだんページが進んでいくといつのまにか文字が崩れていったという経験があります。それは慣れてきてノートになじんだ姿を喜ぶことでもあり、初心を忘れてゆるんだ姿ともいえます。
私たち職員一同、はじめの1ページがどんな心だったか、真新しい心を忘れないように1年間子どもたちと歩んでいこうと思います。
よろしくお願いします。 園長

これは、4月の園だよりの冒頭あいさつです。
新年度の父母の会総会では、この新年度のあいさつ文をもとに、こんなことも伝えました。

始めは丁寧に書こうと思ったノートも、使い慣れてくると、扱いが雑になることもあります。それは人間関係についても同じ。
夫婦もはじめは「大事にするよ」とお互いに気遣うのですが、慣れてくると自分は雑な扱いをされているかも?という姿に。
子どもにも、生まれてきてくれてうれしい!大事に育てよう!とはじめは、はりきります。
ところが現実は、そんなこと言ってられない!という状況もしばしば。
やはり、はじめの思いとは、ずれてきてしまうこともあります。

また、慣れて一体感が生まれると、緊張感が解けます。
慣れてくると、家族であれば、自分の妻、自分の夫、自分の子どもと私たちは思いがちです。
職場であれば、自分の同僚、部下、上司。
ですが、どれも自分のものではありません。
一人一人が別の人格です。

どうやら人は、自分のものと思った時から、ぞんざいに扱うようなことになりがちなのではないでしょうか。
言葉や態度を雑にすれば、信頼関係が崩れます。
たとえ小さな子どもでも、一人一人の人格を尊重することは大切です。

慣れてきてからが、お互い試される時。
せっかく神様から与えて下さった人間関係や仕事です。
人への思いが雑にならないよう、ことに当たる時も雑にならないよう用心が必要と思います。

改元される今、雑に使い古したノートは、ちょっと脇に置いて、この節目を機に、新しいノートを使い始めるように真新しい心になってみるのもいいかもしれませんね。
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停電に強い冷蔵庫環境と食

今年9月30日の夜に東海地方を通過した台風24号は、暴風により静岡を大規模停電にしました。

私の住むエリアでは、50時間におよぶ停電と断水。
「断水と停電で本当に不自由した、冷蔵庫のものはほとんど捨てました」
という声が聞かれました。
え、そんなに捨てるような状態って?

実は、私は今回、停電と断水対策が成功したと思っております。
今後の災害に備え参考になればと思い、災害に強い冷蔵庫環境と食生活について紹介したいと思います。

《停電に強い冷蔵庫環境》

①冷蔵庫になにが入っているか言えること

冷蔵室、冷凍室になにが入っているかわかっていることは、取り出しの時のムダな冷蔵庫の開閉がなくなります。
目的のものをサッと出してサッと閉める。
冷気を逃さない秘訣です。

②発酵食品、保存性の高いものを多く入れてある

味噌、納豆、梅干し、佃煮、漬物、甘酢漬け、チーズ、卵などの保存性の高いものや、常温でもある程度日持ちするものを多く入れてある。
温度が多少上がってもダメージはありません。

③レンジ対応の食品を冷凍室に入れていない

焼くか、揚げるか、煮るものしか入れないこと。
そうすれば、卓上ガスコンロがあれば全て順々と調理できます。

④水のペットボトルを冷凍室に入れておく。

最近は冷凍室の大きい冷蔵庫もありますから、できれば2リットルペットボトル2本以上と500ミリペットボトルも隙間に数本凍らせておくこと。
(少し水を減らしておけば凍っても膨張しすぎません)
冷凍室は、できるだけ隙間を日頃から作らない。
だからってやたらと食品を詰めない。把握できる範囲で。
凍ったペットボトルを冷蔵室の温度が上がったら一本入れる。
溶けたら交換し、溶けたペットボトルの水は生活用水に使えます。
凍ったペットボトルの近くには溶けやすいバターなどを近くに。

⑤鍋の具材になるようなものを常備しておく

冷凍室には、肉類、油揚げ、練り製品など。
特に鶏肉はもも肉を塊のまま冷凍で。溶けにくいです。
冷凍うどん、餅なども便利です。
野菜室には、葉物、根菜類、きのこ類を常備。
トマトを数個冷凍しておくとトマトベースのポトフや、ミネストローネ、カレーのベースになります。



災害時の食料として消費していけるものを常々入れてあれば、捨てるものはほぼありません。
鍋料理は、継ぎ足し継ぎ足しで食べていけるのでファミリー向けです。いざとなったら鍋料理で食べてしまえばいいという食材がいいですね。

今回溶け出したのは、衣をつけておいた黒はんぺんフライと作り置きの餃子、冷凍枝豆、ブルーベリーでした。
ブルーベリー以外は、停電中の食料になりました。
ブルーベリーは、ジャムにしました。
捨てたものは、冷凍にしておいたバナナ2本分だけです。
バナナは溶けやすかったようで、スムージーにもできず失敗食材でした。


ということで、冷蔵庫は、基本開けないつもりでいた方がいいです。
真夏でなければ、開けなければ温度上がりにくいです。
50時間たっても冷たい麦茶が飲めました。
上記のことを備えた中で、冷凍ペットボトル2本で50時間余裕でもたすことができました。



テレビのニュースより。
こんなに大きく開けて眺めてはダメです。↓



氷と冷凍枝豆などを買い、冷やすために入れたようですが、たちまち溶けているという映像です。↓
凍ったペットボトルの水ならもちます。



最後にみんなが共感したひとこと↓



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仕事は学び



地元の中学の図書室に会議で訪れた時に立ち読みをした本がこれです。
「エルマーの冒険を書いた女性」
児童書の名著「エルマーの冒険」を書いた作家の生い立ちをインタビュー式に書かれています。
物語を創造していく才能は、どんな子供時代を送って育まれたのかわかるエピソードがちりばめられていました。
立ち読みですのでざっくりですが。
この中で、目に留まったのがこれです。


ルースさんの小学校では、教えてもらう授業ではなく、仕事をすることが授業につながっていったようです。
(1934年とあるので戦前ですね)
文房具屋、郵便局、図案屋といった仕事を学年ごとに合わせて用意されるとは、よく考えてあります。
図案屋は、今で言う広告デザイナーですね。
これは高学年らしい課題です。

仕事を通じて自分で問題に気がつき掘り下げて探求していくこの学習は、今、学校でも取り組まれているアクティブラーニングではありませんか!
また、ルースさんは、ノコギリなど使い方を学んで小学校での家具作りをきっかけに、遊びにも展開し「こびと村」という廃材を利用したミニチュア小屋などを作り、村作りに没頭していきました。


実は「エルマーの冒険」はルースさん一人で書かれたわけではないことも知りました。
飛ばし読みだったので、ざっくりですが、家族で作っていったということです。
「エルマーの冒険」は、しましまの龍が思い浮かぶ絵本のような印象が強かった作品ですね。
チームで作っていくというのもアクティブラーニング活動で経験できることです。

ルースさんが作家として楽しい作品を世に送り出すことができたのも、小学生時代の創造性をチームで育むアクティブラーニングのような活動が土台になっているかもしれませんね。

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レンガをバラバラにしたのは誰?



あ~!花壇が破壊されてる!

花壇の隅に敷き詰められたレンガがバラバラになっていた様子を初めて見たときそう思いました。

さて、誰がなんのためにこんなことをしたのでしょうか。

答えは、園児たち。(おそらく年中さん以下)

目的は、

ダンゴムシ集め。

はじめは「なぜ花壇が荒らされるのか?」と、わからなかったので、子どもたちを叱らなくてはと思いました。

でも、ダンゴムシ収集が目的だということがわかって、以後、レンガはダンゴムシのお家ということでその意味を変えることにしました。

住みかを荒らされたダンゴムシもたまったもんではありませんが、レンガをひっくり返して夢中で子どもたちは、ダンゴムシを追っかけます。

子どもたちの世界と大人の世界は、同じものを見てもその意味や価値が違うことがあります。

レンガ一つとっても、大人にとっては別の価値があることを子どもに教えることも必要ですが、子どもの世界に譲ってあげることがちょっとあってもいいと思っています。

だから、うちの園の花壇の一角はいつも乱れています。

子育て中、片づくことのない部屋に、きちっとしたいお母さんにとってはストレス満載かもしれません。

繰り広げられる子どもの世界に今は譲ってあげてると思えばちょっとストレスは半減するかもしれませんね。






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5歳児は、20分間整列して待つことができるか



5歳児63名が、20分間整列して待つことができるか。
これは状況によってできます。

鼓笛演奏のスタートまで20分。
太鼓やキーボードなど楽器を装着して並ぶ姿に、演奏開始まで見守る担当者の方が心配して声をかけてきました。
担当者「まだ20分もあるのですが・・(整列していて大丈夫ですか)」
園長「この子たちは大丈夫です。待つことができます。」

子どもたちに、「20分てどれくらいかな?」と声をかけると、ある子が、「60秒を20回!」と。
時間というのは、確かに数ですが、緊張の中にいる子どもたちには20分は決して退屈な数でもなく、いいものにしていくための心のエンジンをかけているいい時だと思います。

園長「これからの時間は、エネルギーを貯めていく時間ですよ!さあ、だんだんやる気がたまっていくね。みんなの心を一つにね!」
どの子もそれぞれ緊張の中、自分自身と向き合っているような表情をしていました。整然と並びスタートの時を待っていました。

20分が経ちドラムマーチで行進スタート。
演奏は、順調に進み、周囲で観覧していた親御さんたちをはじめ、その場にいた人たちに感動していただきました。

「子どもたちは、じっとしていられないもの」というのは、目的を持っていない時だけ。
決して、強制や訓練ではなく、音楽というのはみんなで同じ方向を向かなければ出来上がらないという積み重ねた経験がそうさせるのだと思います。

演奏後は、子どもたちは静かな表情を見せるのですが、一所懸命にやった後、鼻から息を吐くようなそんな表情です。

幼児期、子どもたちは遊びの中で学んでいくことが好ましいですが、遊びとは言えない鼓笛活動は、子どもたちに何か特別な感性を育てているように思います。

人にはやらねばならない時がある!
なんて思っている子はいないにせよ、何かそういう覚悟の芽のようなものでしょうか。

整列することより大事なことは、自分のやるべきことを自覚する力だと私は思います。それには、やはりちょっとハードルの高い経験が必要なのです。


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2018年明けましておめでとうございます



こちら遠州は、快晴の元旦を迎え清々しい気持ちで新年を迎えました。

振り返れば昨年は、60名強の年長児さんが本当によく育ってくれたお陰で発展性のある活動ができました。

例えば、異文化交流活動は、世界を知りたいという知識の吸収だけでなく造形活動に発展。一つのことから関連付けて発展させていく経験が積めました。

それぞれの活動については、追ってブログでもまとめていきたいと思います。

他のSNSを優先して、ブログをだいぶ放置してしまい、登録データを忘れて、ログインができなくなっていました(^_^;)
スマホにアプリを入れましたので投稿がしやすくなりました。

今年もどうぞよろしくお願いします。
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